毎日じゃないことの記録術|Maai · 第09回 / 全12回
Maaiの始め方|最初のカウンターを作って記録するまで
この記事の要点
- カウンターを保存しただけでは実施日時は記録されない。対象を作る操作と、日時を追加する操作は別。
- 「未記録」と表示されるのは、対象の作成だけが終わった状態。対象を開き「記録を追加」から日時を保存する。
- 一件目で確認できるのは前回からの経過と最新日時まで。平均間隔は記録が二件以上になってから値が出る。
Maaiを入れたものの、初回画面で「プリセットから作成」と自分で名前を付ける方法のどちらを選ぶか迷っている人が、画面を試し押ししています。対象を作る操作と日時を記録する操作が分かれているため、何を済ませれば最初の記録が完成するのか分からず、複数の用途を先に考え始めると手が止まります。
前の記事では、記録の空白を推測で埋めず、今日再開した事実を一件だけ残す方法を紹介しました。その一件をMaaiで残すには、まず前回日を知りたい対象を一つ作り、次に日時を追加します。
この記事で行うのは、「シーツを洗う」という対象を作り、現在の日時を一件保存し、「0分前」と表示された結果を確認するところまでです。プリセット、色、アイコンを先に決め切る必要はありません。

左上から、対象を作る、名前を保存する、日時を一件保存する、前回表示を確認する順です。実画面を同じ端末フレームと倍率で並べ、細かな操作は以下の本文で説明します。
最初は、前回を知りたい対象を一つ決める
カウンター名には、あとで「前回いつだったか」と知りたい行動を一つ入れます。たとえば「シーツを洗う」「フィルターを掃除する」「親に電話する」のように、終えた時点を一つの日時として残せる名前です。
Maaiの「カウンター」は数量を数える箱ではなく、一つの対象へ実施日時をためる単位です。予定、作業メモ、数量を残したい場合は、リマインダー、カレンダー、メモ、用途別の記録アプリを使ってください。
1と2:カウンターを作り、名前を保存する
初回画面の「カウンターを作成」を選びます。新規カウンター画面が開いたら、名前欄へ「シーツを洗う」と入力し、右上の「保存」を選びます。
「プリセットから作成」は候補から始めたいときの入口です。今回は一件目の完了地点を分かりやすくするため、名前を直接入力します。
この時点でできたのは、日時を入れる対象です。カウンターを保存しただけでは、実施日時はまだ記録されません。
3:対象を開き、日時を一件保存する
一覧に戻ったら「シーツを洗う」を開き、画面下の「記録を追加」を選びます。「記録を追加」画面には日時が表示されるので、今行ったことを残すなら、そのまま右上の「保存」を選びます。
過去の確かな日時を追加する場合は、保存前に日付と時刻を変更します。思い出せない過去の日を推測で埋める必要はありません。
4:「前回」の表示を確認する
保存後は詳細画面へ戻ります。対象名の下に「0分前」と最新日時が表示され、直近35日の記録には一つの青い点が付きます。青い点は実施した一日を示し、推奨頻度や達成評価ではありません。これで、対象の作成、日時の追加、保存結果の確認が一巡しました。
一件目では、前回からの経過と最新日時を確認できます。平均間隔は比較する記録が二件以上になってから意味を持つため、最初から数値をそろえる必要はありません。
期待した表示にならないとき
「保存」まで進めない場合は、まずカウンターの名前欄が空になっていないか確認します。名前を保存した後も「未記録」と表示される場合は、カウンター作成だけが完了した状態です。対象を開き、「記録を追加」から日時を保存してください。
保存した日時が意図と違う場合は、追加画面で日付と時刻を確認してから保存します。履歴の修正や削除は一件目を残す手順とは分け、記録の読み方を扱う記事11で説明します。
最初の一件で使う機能と、使わない機能
今回使ったのは、カウンターの作成、日時の追加、前回表示の三つです。Freeではカウンターを二つまで作れますが、最初から二つ用意する必要はありません。三つ目以降を作る条件や書き出しについては、データ管理を扱う記事12で説明します。
Maaiは、予定、通知、自由記述、数量、写真をこの日時記録へ保存しません。次に行う日を知らせてほしい場合はリマインダーやカレンダーを、内容や量も残したい場合はメモや用途別アプリを併用してください。
Home Screenから記録するWidgetは、アプリ内で一件目を残せた後に追加すると役割を理解しやすくなります。次の記事では、Widgetの中央から日時を追加し、更新後の前回表示を確認する手順を扱います。
対応端末や提供条件の最新情報は、App StoreのMaai製品ページで確認できます。
Maai について
Maai は、毎日ではない行動を「何を・いつ行ったか」の日時だけで残し、前回からの経過と記録の間隔を振り返る iPhone / iPad 向けのアプリです。ホーム画面・ロック画面のウィジェットから記録でき、独自のアカウント登録はありません。カウンター 2 個までは無料で、3 個以上と CSV 書き出しは Pro(月額200円 / 年額1,500円)です。
Maai は日時を記録するアプリで、医療機器ではありません。このシリーズが扱うのは記録の残し方と読み方であり、服薬・体調・家事の適切な頻度を判断するものではありません。薬や体調について迷うときは医師または薬剤師へ相談し、清掃や交換の時期は製品の取扱説明書と使用状況に従ってください。前回日や平均間隔は自分が残した記録の集計で、推奨頻度や達成度の評価ではありません。